Font カテゴリ記事一覧
- 写研がOpenTypeフォントを年内リリース
2011.07.20
第15回 国際電子出版EXPOにおいて、写研が、写研フォントの開放を試みはじめるとし、年内にOpenTypeフォントを発売すると発表したそうです。このBlogをご覧いただいた匿名の方から、「写研フォントがオープン化され、DTP等で使えるようになりますよ。」と教えて頂きました。 写研は,iPhoneアプリなどの電子書籍向けのフォントとして写研フォントを提供するという方針のようで、ブースでは,「石井ゴシック」「石井明朝」などのフ... - 写研の「ナール」、「ゴナ」は美しかった。
2011.06.24
「Webで、写研DTPサービスは終了致しました。」の記事を見つけて、何とも言えない複雑な気持ちです。写植全盛期において、書体の完成度の高さで、グラフィックデザインや出版分野では圧倒的シェアを誇り、いつか写研のデジタルフォントが発売されると心待ちにしていましたので、本当に残念です。私も20数年前のDTP以前は、カッターナイフとピンセットで写植の文字を、一文字ずつ切って並べて文字ツメにこだわった人間です。いまの... - ローマン体の起源
2010.06.22
一般的にローマン体の起源とされている書体は、鳥の羽根で作られた羽根ペン(はねぺん)で先端が平らになったペン先で描かれたのが最初で、それが今のローマン体のバランスの元になったと言われています。ローマン体で左右どちらが太いかを忘れたら、平筆で描いて見れば直ぐに分かります。逆だと変ですね。上記のこととは関係ありませんが、人間の目の錯覚から、サンセリフ体は左右同じ太さに見えますが、実は微妙に左の方が太くつ... - 錯覚による文字の構造
2010.03.16
長年の間、トリコロール(フランスの国旗)は下図のように、30(青):33(白):37(赤)の比率となっていました。しかし、資料によっては数値の順番が異なっています。ある資料によると、30:33:37は旗竿から遠い右ほど、はためきにより幅狭く見えるのを補うため、また、違う資料では、33:30:37はこれは明るく見える白が人間の目には大きく見えるのを補うためと説明されています。私は学生の頃,美術の時間で習ったのは後の比率...