色彩 カテゴリ記事一覧
- 四十八茶百鼠
2011.02.27
「四十八茶百鼠」は「しじゅうはっちゃひゃくねずみ」と読みます。江戸時代後期、町人や商人は徐々に生活が豊かになってきて、着る物の素材や色に変化が出てきて、皆、良い物を着たい、きれいな色の物を着たいと思う様になりました。そこで、「庶民は贅沢は駄目、質素に」と、幕府のお偉い方は考えました。それによって貯めたお金は国が潤うために使いましょうと・・・・そういう目的で発令されたのが贅沢禁止法、いわゆる奢侈禁止... - 色のトーンと形容詞
2011.02.22
グラフィックデザイナーとして、配色を印刷物に仕上げるには、CMYKの%でしっかり指定をする必要はあります。また色を科学的にコードなどで表現する方法もあり、それは間違いのない方法かも知れませんが、記号の羅列だけでは専門家以外は色をイメージできず味気ないです。かと言って配色を言葉で表現する形容詞に関しても、個人差もあり、時代や文化などにより違いも出ますができるだけそのイメージを統一できるようにしたいです。... - トーンとは
2011.02.14
下図の色は、中央上より赤、黄、緑、青、紫、紅の基本色で↑が純色です。純色の中心を明るく、外を暗くした色のバリエーションです。形容詞として中央より、薄い、浅い、明るい、強い、鮮やか、濃い、暗い、鈍い、明るいグレイ味、グレイ味、暗いグレイ味などと言います。このように「明るい」「暗い」「鮮やか」などの 色の調子を「トーン」と呼びます。「トーン」は「明るさの度合い」と「色味の度合い」などによって決まります。... - 配色を学ぶ
2011.02.09
配色とは、色を組み合わせて調和(ハーモニー)のある空間をつくったり、目的、用途、機能などの効果を生み出し、満足させるためのものです。美的に調和した配色を施すことによってその目的は達成されます。インダストリアルデザインは機能的であることも重要な要素ですが、どんなデザインもまず美的であることが配色を考える上で最も重要な要素と言えます。配色を考える場合の基本は「類似の調和」と「対照の調和」です。類似の調... - DTPの基本ルール[色編]
2010.02.28
■DTPでの色指定イラストレーションやレイアウトソフトでのCMYKの色指定は、5%刻みで指定する様にしましょう。カラーピッカーから色を拾うと、CMYK色の数値は端数になりますがその場合は5%刻みの近似値に置きかえて色を作ってください。モニターの精度にもよりますが、モニター上では、CMYKで1%や2%の違いでも色の差は認識できますが、印刷上は1%や2%の違いを正確には表現できません。グラフィックデザインは印刷物が最終的な...