Photoshopのスマートオブジェクト -

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Photoshopのスマートオブジェクト

卒業生から、Photoshopの「スマートオブジェクト」について質問がありましたので、簡単に説明します。
「スマートオブジェクト」にすると、いくら拡大しても画像が劣化しないのかとの質問でしたが、それはあり得ません。
Illustratorのベクトルデータをスマートオブジェクトとして配置すれば大丈夫ですが、ラスタライズされたものやPhotoshopのラスター画像は元データ以上に拡大すれば当然、画像は劣化し荒くなります。
スマートオブジェクトは元データの大きさの範囲以内であれば、拡大縮小、回転、ワープなどの変形をしても元画像データや画質を保持することができます。 (使用できない変形オプションも一部あります)。

それでは、通常のレイヤー画像の変形とスマートオブジェクトの変形を比較し、スマートオブジェクトの特長を簡単に説明します。

1. 作業のための画像ファイルを開きます。

  ki01

2.「command」+「J」キー(W:「contrl」+「J」キー)を押して、背景レイヤーを複製します。
  作業をわかりやすくするため、「背景」の目のマークをクリックして非表示にします。

  ki02

3.「command」+「T」キー(W:「contrl」+「T」キー)を押し、
  右上のハンドルを左下へ移動して画像を縮小し、「return」キーを押し、確定させます。
  「command」+「T」キーは「編集」メニューの「自由変形」のショートカットです。

  ki03

4.再び、「command」+「T」キー(W:「contrl」+「T」キー)を押し、
  ハンドルを操作して画像を拡大して、「return」キーで確定させます。
  3.の縮小で画像の情報が劣化し、画像がボケてしまいました。
  Photoshopの画像は一度縮小して確定した後、拡大すると画像は劣化します。
  これが通常の画像の変形です。

  ki04

5.「レイヤー1」の目のマークをクリックし、非表示にします。
  「背景」の目のマークをクリックして表示させ、「レイヤー」メニューの
  「スマートオブジェクト」から「スマートオブジェクトに変換」を選びます。
  「背景」のレイヤー名が「レイヤー2」に変わり、レイヤーパレットの
  アイコンの右下に四角が表示され、スマートオブジェクトサムネールが作成されます。

  ki05

6.「レイヤー2」を選択し、「command」+「T」キー(W:「contrl」+「T」キー)を押し、
  右上のハンドルを左下へ移動して画像を縮小し、「return」キーを押し、確定させます。
  (少し極端に縮小しても大丈夫です)

  ki06

7.再度、同じ操作で拡大します。
  元のデータサイズ以上の大きさにしなければ、何度拡大縮小を繰り返しても、
  画像の情報が失われず、劣化することはありません。

  ki01

  Illustratorのベクトルデータの場合、配置した後にレイヤーを
  「スマートオブジェクトに変換」すれば、配置したサイズ以上に、
  大きさを5倍でも10倍に拡大しても劣化はありません。
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