ワシントン・ナショナル・ギャラリー展 -

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ワシントン・ナショナル・ギャラリー展

国立新美術館で、「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」を観て来ました。
これは、リーフレットの表紙に使われている「エドゥアール・マネ」の作品です。

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親子と思われる二人の女性が大きく描かれ、母親の膝の上に子犬が寝ていて、
機関車を見ているのであろう娘は後ろ向き、
その脇になぜか意味ありげに一房のぶどうが置かれています。

タイトルが「鉄道」なのですが、機関車や駅らしきものも見えない。
蒸気のみ、鉄格子の向こうに見え、言われてみれば機関車の蒸気かと気づきます。

主役となる駅とか機関車を隠して、そのシンボルである蒸気を配置し、
そこに小さな謎をスパイスのように効かせたこの作品は、
観た者に何かを訴え、何かを考えさせようとします。

リーフレットの表紙に使われたからではなく、
この煙は何だと目に飛び込み、タイトルが「鉄道」、なるほど・・・・
この様な手法は広告でも良く使いますので非常に印象に残りました。

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もう一点、ゴッホの「薔薇」を見て、エッ、これゴッホ?と思いました。
この「薔薇」は有名なのかも知れませんが、私は初めて観ました。
ゴッホの特徴であるエネルギッシュな筆遣いは健在ですが、
色彩がゴッホにしてはシンプル。

誰もが知っている、波打つ筆使いと原色を巧みに操る技法や、
あふれるような生命力を表現するのが特徴ですが、
ゴッホのこんなにシンプルできれいな色彩を観たのは初めてです。

後で、MACデザインアカデミー在学生の瀬口君から教えて頂いた情報ですが
保管方法など理由が分かりませんが、退色してゴッホが意図した色が薄れたとのことです。
油彩でも色が退色するのか・・・?
瀬口君はイヤホーンガイドを聞いていたので確かな情報です。
でも、ゴッホの数ある作品の中でも、私はこの作品は好きです。

他に印象派、ポスト印象派の画家たちの油彩画だけでなく、
素描や水彩、パステル、
そして様々な種類の版画等も多く展示されていて大変興味深く楽しく観れました。
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2011-09-08 16:44 │ from URL

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