ゴミの分別もできないでデザインはできない。 -

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ゴミの分別もできないでデザインはできない。

先日、あるデザイン会社の社長と話す機会がありました。
その社長も私と同じで、MAC以前のアナログ時代からやっていた方です。

社長がおっしゃるには、
コンピュータでデザインを創る様になってから、
最近の若い人は、あまり考えなくなったのかも知れない。

「コンピュータが使えれば、デザイナーになれるのではないか?」
とか、「コンピュータでなんとなくきれいな物がつくれれば」
それがデザインだと勘違いしている。

この考え方は危険だと思う。
「デザインは美しいだけでは伝わらない」・・・・と。

ゴミを分別することも分からないで、デザインできる訳が無い。
と思わぬ展開になりました。

「ゴミの分別は必要ない」と言う学者もいますが、その話は別の論点として
日本にリサイクル法という法律があり、そのルールには当然従わなければならない。

せめて「可燃ゴミ」、「不燃ゴミ」、「資源ゴミ」の3つ位は分類できるでしょう。
また分類しても、ただ捨てるだけでなく、
危険物はゴミを処理してくださる方のことを考えて安全に捨てなければならない。
そんなことは生活する上では基本中の基本であり、人としてのマナーです。
デザイナーは自分のことより、
常にユーザーの動向や意識を考えて制作しなければならない。

デザイナーである以上、クライアントの利益や社会性、
こうして欲しいと要望があればその要望を組み入れ
予算の範囲以内で、納期の範囲以内で最良のものをつくらなければならない。
社長の話はゴミの分別位は自分で考え、できるようになれと言うことです。

デザイナーを目指すのであれば、普段から考えるクセをつけなければならない。
社長がおっしゃるには、いろいろな雑用がしっかりできる人は、
考える能力もあり、デザインも良い物をつくると言いますが、私も同意見です。
いろいろな細かなことに気づく人だから良い作品もつくれるのですね。
確かに、ゴミの分別や雑用は自分の仕事では無いと考える人は多い様に思います。

でも私は、いつも若い人達と一緒にいて感心するのは
情報の収集、分析など巧みで、良い物と良くない物との見極めも良く、
デザインを勉強したことが無いと言う人でも感性が良い人がたくさんいます。

昔は3年も4年もかかって身につけたことを1年位で憶えてしまいます。
勘が良いのか環境も良いのでしょうね。
この「感性」に「考え方」も身につければ、将来が楽しみです。

私は最近、時代が変わったと諦めてもいましたが、
社長の熱弁に喚起され、私も若いデザイナーを育てている立場ですから、
反省もしたり、いろいろ考えさせられました。
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