黄金比は本当に美しいか? -

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黄金比は本当に美しいか?

デザインのレイアウトでよく黄金比が取り上げられます。
常に美しいバランスの比率としての公式の様に語られます。
しかし古代ギリシャ人が美しいと決めた黄金比率が、現代を生きる我々にとって、また日本人にとって、果たして一番美しいのでしょうか?

これは黄金比を使っているから美しいのだと言われて見るから美しく感じるのではなく、自分が美しいと感じた物がどんな比率でできているかを検証してみたら黄金比だったならば素晴らしいです。
でも、そこまでになるには、いくらたくさんの本を読んで勉強しても難しいです。

デザイン能力はデザインすることでしか養われません。
特に最初からコンピュータでつくるのではなく、ラフスケッチを何枚も何枚も描いて一番美しい比率を探ってください。
美しいフォルムが決まったらその比率がどうなっているかを調べてみてください。
その比率が黄金比に近いのであれば黄金比に合わせるのも良し。
グリッドなどを引いてみて切りの良いラインに合わせても良いと思います。

デザイナーには数学的に当てはめなければ納得できない人もいれば、自分の感覚を信じて直感的に制作する人もいます。
ロゴをつくる時も最初からグリッドを引いてからその上をなぞっていては硬いロゴしかできません。
まず、ラフで自由に何枚も何十枚も描いてから、そのラフスケッチに合わせてグリッドを描いて、それからコンピュータに向かうのが理想的です。

歴史を勉強することは大変大事なことですが、本に書いてあったことを鵜呑みにするのではなく自分の感性を高めるためには何枚ものラフスケッチを描いて自分の眼でみて一番美しいものを探ってください。
古代ギリシャ人がつくった美しい建造物を後で検証してみたら黄金比だったのかも知れません。

デザイナーはデザインをつくり出す人であり、デザインを判断する人でもあります。
デザイナーは自分の美意識で美しい物を美しいと判断できなければなりません。
そのための訓練は美しい物をたくさん見ることと、手で描いて美しい形を探ることです。

グラフィックデザイナーは、グラフィックだけを見て勉強するのではなく、絵画や写真、建築、インテリア、クラフト、工業デザイン、生け花や着物や洋服など周りにある美しいものをたくさん見て勉強し、美しい物を美しいと判断できるデザイナーになってください。
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