ワインは「高い方が美味しい」? -

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ワインは「高い方が美味しい」?

ある方から頂いたDMに面白いことが書いてありました。

カリフォルニア工科大学で行われた実験だそうです。
同じワインを異なる値段で飲ませたところ、被験者は「高い方が美味しい」と判断したそうです。
これはワインに限った話ではないでしょう。
高いから美味しい。高いから効果がある。高いから優越感に浸る。
なんとも単純な発想ですが、良いラベルが貼ってあれば良く見えるし、
ラベルがお粗末なら中身もお粗末に思われるという実によくある話です。


また、一度下された評価は時間が経ってもほぼそのままで、
しかもその評価は「中身」より「ラベル」の方がものを言うのです。
どんな場面でもデザインがかなり重要であることは間違いありません。

高級感あふれるイメージ
クオリティの高い画像と、配色も色数は少なく彩度も抑え気味で、シンプルで余白に余裕のあるレイアウト、また文字は小さめなデザインは上品で高級感を感じさせます。

逆に、画像をたくさん大きめで、色数もふんだんに派手に、余白は少なく隙間なく、文字も大きめでいっぱい盛り込んだデザインはどうでしょう?

高級ホテルやフランス料理店のメニューやポスターなどは前者ですね。
しかし、居酒屋のメニューやポスターなどを前者の方法でつくると売り上げが落ちます。描き文字の大きな文字で大胆にそれも斜めに、値段は赤で、これでもかこれでもかとやった方が注文が増えます。

高級ホテルやフランス料理店のお客は、「安さ」を求めてはいません。個人差はあるものの、前述の「高いから美味しい。高いから効果がある。高いから優越感に浸る。」を求めています。
居酒屋のお客は、たくさん注文しても安心して飲める「安さ」を求めます。でも、「安さ」だけでは商売としては長続きしません。お客は、安価で美味しい物を求めています。

美味しい物を提供するのはクライアントの仕事ですが、デザイナーの仕事は、自分はこの色が好きだとか、文字は小さめが好きだとか言って、自分の好みでデザインをしてはだめです。
コンセプトや目的に応じてデザインを考えてください。

また後者の、画像をたくさん、色数もふんだんに派手に余白は少なく隙間なく、文字も大きめでいっぱい盛り込んだデザインほど、デザイナーの力量が発揮されます。
こんなにたくさんの情報を入れたのではデザインできないと言っては「本当のプロ」ではありません。そこをなんとかするのがプロです。
もちろん、不要な情報を整理して効果あるデザインをクライアントに提言するのも、プロとしては大切な仕事であることは言うまでもありません。
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コメント
非公開コメント

ソムリエのいるようなお店では当てはまらない内容だと思います。確かにデザインは重要ですが、本当のワイン好きには通用しません。クライアントも大したクライアントでないのでしょう。

2012-05-28 06:06 │ from えがわURL Edit

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