マージン、余白、版面 -

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マージン、余白、版面

書籍や雑誌、カタログなどページ物のレイアウトは「マージン」をまず決めますが、ポスター、フライヤー、ポストカード、名刺などのペラ物でもレイアウトをする前に「マージン」という「余白」を最初に決めましょう。

上下左右に一定の「余白」を設けるのです。DTP以前は「マージン」と言う用語よりも「版面(はんづら)」と言っていました。
今回の説明は「余白」と言っても、デザインレイアウト上必要な「ホワイトスペース」とは違う解釈で説明します。

ページ物では「マージン」を揃えることで統一感がでます。
もちろん上下左右の空きを全て同じにする必要はありません。
上が40mm、下が20mm、などと変わっても構いません。

layout

製本方法によっては、読み易くするために「ノド」と言われる中央部分が、外側の「小口」より大きくする場合もあります。
例えば雑誌の本文は「マージン」で統一して、柱やノンブルは「マージン」から外します。
また、写真など画像も裁ち落としと言って紙面の端まで配置して変化をつけます。

ポスターやフライヤーなどのペラ物の場合、この「マージン」にすべてを揃える必要はありません。
すべてを揃えるとレイアウトが固くなり、すべてをバラバラにすると統一感がなくなります。

「マージン」をどれくらいにするのが良いかの決まりは無いです。
デザインにおいて「マージン」を少なくするか広くするかで、印象が全く違ってきます。
もちろんその大きさは、その時々のデザインコンセプトによって、高級感とか上品さとか力強さとか、印象が違ってきます。
例えば、手紙を書く時にも適度な「マージン」を意識しましょう。
「マージン」を10mm位に狭くして文字が大きく行間が狭いと、何かゆとりが無く読む気がしません。
30mm位で文字も小さめだと上品で優しく感じませんか?

この「マージン」の使い方だけでも良い印象、良いデザインに仕上がります。
先ず普段から意識して、仕上がりサイズから何ミリ内側で揃えるのが自分には心地よいかを決めた方が良いです。
例えば、名刺やハガキは5mm、A4のフライヤーは8mm、B3ポスターは10mmなど
いろいろな印刷物を見て自分が一番気に入ったものを集めて、それらの良いと思った物の共通点を探して研究してください。

サイズの小さな物は文字も小さいので空きも小さいです。
当然、例外もあります。
どうして大きな文字なのに空きが小さくても魅力的なのだろうと考えてください。
それを続けることで良いデザイン、魅力的なレイアウトが理解できるようになります。

経済におけるマージン (Margin) は「利ざや」とか「粗利益」のことを言いますね。余分の利益だからと言って無駄に使って良いはずはありません。
デザインでも「余白」を余ったスペースと解釈せず、この使い方によってはデザインが良くなったり悪くなったりする大切なスペースと考えてください。

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