印刷とDTPのテストをしました。 -

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印刷とDTPのテストをしました。

MACデザインアカデミーでは印刷とDTPについての講義があり、今日はその試験の採点をしました。
一番簡単な問題で、「DTPとは何か?」の質問の答が面白かったです。
良く勉強している生徒は、「Desk Top Publishing」の直訳で「卓上電子出版」と最初に書き、「パソコンを使ってデザインデータを作成し、印刷物にすること」との解答もありましたが、いまの若い人たちは最初からコンピュータで制作するため、中には間違ってはいないのだが、そんなに難しく表現しなくてもと思うものもありました。

簡単に言うとコンピュータを使って印刷物をつくることですが、もう少し詳しく言うと、印刷の刷版の前段階までをコンピュータ上で作ることを言います。
例えば、コンピュータで年賀状をデザインしてプリンタで印刷するのもDTPです。雑誌や書籍、広告などの商業印刷物を制作するのもDTPです。
年賀状は簡単ですが、雑誌や広告などは簡単にはいきません。ビジネスとしてのDTPでは、高品質の印刷物を作成するための専門知識と技術が必要になります。
そのため、パーソナルユースでのDTPとビジネスユースでのDTPを分けるために、商業印刷物を作成する方法としてのDTPを「Desk Top Prepress(デスク・トップ・プリプレス)」と言う場合もあります。


MACデザインアカデミーは来年,20周年を迎えます。
ハタデザイン事務所が,手描きでやらないで完全にMACによるDTP化にしてから25年くらい経つと思います。
いまの若い人たちは手描きで版下をつくることを知らないので、こんな難しい説明になるのだなと思いました。

私がこの業界に入った時は、まず朝出社したら先輩の烏口を研ぐことから始まりました。
先輩から教えて頂いた烏口の研ぎ方を直ぐに覚えて、割と手先が器用だったので上手くできるようになると先輩の烏口も任される様になりました。

最初はトンボも烏口で引いていました。
三角定規では直角が正確ではないので、コンパスで直角を求めていました。
その後に、製版カメラに感知しない色でグリッドと墨でトンボを印刷した版下用紙が発売され、ロットリングペンも出てきて、烏口も不要になり、ペーパーセメントやトレスコープが発明され、トレスコープで写真が撮れる様になり、インレタやオーバーレイなどいろいろな画材が出てきて、1%刻みのコピー機が発明され、その進化はめまぐるしいばかりです。
MACによるDTP化により、それらの画材がほとんど不要になってしまいました。

DTPになる前の版下は写植がなくてはできませんでしたが、その写植も不要になりました。
DTP化され、コンピュータでやればだれもが均一なものができると思っていましたが、とんでもないですね。

昔、よく分からないデザイナーがいたとします。ノセも毛抜き合わせも知らなかったり、指定ミスがあっても、また写真の色調補正なども製版のプロが状況を判断してやってくれました。
写植指定が完璧でなくてもセンスの良い写植オペレータは最良の文字組をやってくれ、デザイナーはデザイン制作に集中できました。
印刷の上がりもプロに任せて安心でした。
もちろん昔のデザイナーも能力の高い人は全てをしっかりやっていました。
いまのデザイナーはデザインのことはもちろん、印刷のことも組版のこともマシーンやソフトのこともデータ管理まで全てを理解し、しっかり勉強しなければなりません。
いまのデザイナーの能力って凄いですね。
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