セリフ系のゴシック体 -

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セリフ系のゴシック体

「サンセリフ」と言う言葉は聞いたことがあると思います。
「サン」とは、フランス語で「~のない」という意味で、「サンセリフ」とは「セリフのない書体」のことです。
セリフとは、文字のラインの端にある飾りのことで、明朝体では「うろこ」と呼ばれます。
日本語で言えば、明朝体がセリフ体でゴシックは「サンセリフ書体」です。
ここまでは皆さんご存知の通りです。

日本ではゴシック体が「サンセリフ書体」ですが、ヨーロッパでゴシック体と言えば、ブラックレター(Black Letter)と言う書体のことを言います。日本とは全く逆で下の様に読めないほどのセリフが付いています。
少し調べて見ましたが、ブラックレターだけが「ゴシック」と呼ばれた訳ではなく、当時ヒューマニスト達は、ローマ帝国から使われていたローマン書体を敬愛していていましたが、ゴート族がローマ帝国の軍勢と戦い、壊滅的打撃を与えたこともあり、ルネサンス時代には野蛮な粗野なという意味で用いられ始めた書体のことを「ゴシック(ゴート風の)書体というレッテルを貼られたそうです。

ggg

ブラックレター(Black Letter)は、15世紀ころ、僧侶が写経をしたときに生まれた書体で、グーテンベルグも最初の印刷にはこの書体を使いました。
正式には「ゴシック体(Gothic)」といいますが、その後日本では「サンセリフ体(Sans Serif)」のことをゴシック体というようになり、混同を避けるため分類上ではブラックレターと呼んでいます。ブラックレターは元々ドイツで生まれ発展しましたが、イギリスに渡って独自のブラックレターが生まれました。ドイツ系とイギリス系では、その表情が明らかに異なります。

ドイツ系ブラックレター
ジャーマン・タイトル(German Title)

gp01

イギリス系ブラックレター
ウエディングテキスト(Wedding Text)

go02

また、ゴシック様式は、中世のヨーロッパで栄えた美術様式で、ゴシック建築は尖ったアーチ(尖頭アーチ)、飛び梁(フライング・バットレス)、リブ・ヴォールトなどの工学的要素がよく知られており、中世の主に教会堂建築(ゴシック様式の建築)に多く見られます。
ゴシック体とゴシック様式が関係があるかどうかは分かりませんが、上の書体と並べて見ると私には何か関連がある様に見えてしまいますが「ブラックレター」の由来からすると名前が似ているだけの様です。

※どなたか詳しい方がいらっしゃいましたらご教示ください。
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まとめtyaiました【セリフ系のゴシック体】

「サンセリフ」と言う言葉は聞いたことがあると思います。「サン」とは、フランス語で「~のない」という意味で、「サンセリフ」とは「セリフのない書体」のことです。セリフとは、文字のラインの端にある飾りのことで、明朝体では「うろこ」と呼ばれます。日本語で言えば...

2012-05-23 01:02 │ from まとめwoネタ速neo