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ロゴをデザインする場合、基本やルールを理解してからつくろう

ロゴやマークは不思議です。初めて見たときに凄く違和感を持ったり、ダサイと思っても、たくさんのメディアに大量に露出して何回も見ていると慣れてきて、その内に愛着もわいてきます。

しかしベーシックな書体を基本にしたロゴはレタリングの基本をきちんと理解した上で制作しないと、恥ずかしい思いをすることもあります。
制作した後で,レタリングの知識を理解し、自分の制作したロゴに間違いを発見したとしても自分の都合でそのロゴを変えることはできません。
その会社や商品が存続する限りそのロゴは使われ続けますので、長い期間非常に恥ずかしい思いをするかも知れません。

生徒から、有名な会社のロゴでこの文字が大きく見えるのだが、なぜですかとの質問を受けましたので回答したことをまとめます。
ロゴやマークをデザインする場合コンセプトをひとつの形にする訳ですがベーシックな書体に近い形でデザインする場合、基本形のルールを当然知らなければなりません。
helve

上は、サンセリフ系の代表的なフォントのHelbeticaですが、「O」や「S」など上下の丸い部分は直線部分(キャップラインやベースライン)より少し外に出ています。
これは同じライン上に揃えると目の錯覚で「O」や「S」が小さく見えるからです。
「U」などは下にはみ出させることも同じ考え方です。
times
上は、セリフ系の代表的なフォントのTimesですが、「A」は上の尖った部分がキャップラインより上に、「V」は下の尖った部分がベースラインより下に少し出ています。
これは同じライン上に揃えると目の錯覚で「A」や「V」が小さく見えるからです。
Helbeticaで紹介したように「O」や「S」の上下の丸い部分も直線部分より少し外に出ています。

kanji2

上の1行目の漢字の「国」は他の文字より小さく、「口」はさらに小さくつくります。
下の2行はカタカナですが、漢字よりは少し小さくつくりますが、特に「ロ」は他の文字よりさらに小さくします。
また「ク」や「ロ」の横幅より「ユ」や「ニ」の下の棒の長さを長くした方が大きさが揃って見えます。
促音の「ッ」と「ト」が並ぶと「ト」の前は極端に空いてしまいます。

他にも,気をつけなければならないことはたくさんありますが、上記の考え方は、レタリングの基本中の基本です。

この様な基本にこだわり過ぎるとおもしろいものがつくれないと言う言葉も聞きますが、果たしてそれらを無視してつくったロゴをおもしろいと評価できるのでしょうか?
最近、これらの基本を無視した不思議なおかしなロゴも時々見かけます。
私は、基本やルールを守った上でおもしろいモノを創るべきだと思います。

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2012-08-02 17:11 │ from URL

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