保存形式は「eps」と「psd」のどちらが良いか -

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保存形式は「eps」と「psd」のどちらが良いか

Photoshopの切り抜き画像をIllustratorに貼り付けたいのですが、「eps保存」、「psd保存」のどちらが良いかの質問がありました。
以前にもこれからは「EPS形式はもう古い」と書きましたが、今回は画像処理の注意点も含めて書きます。
EPSは「Encapsulated Post Script」の略なので、以前は「eps保存」が標準でDTP業界では当然の了解事項でした。
イメージセッター(印刷用の製版フィルムを出力する装置)がPostScript対応であるため、それ以外の画像データではエラーを起こすことがあったためです。
また、EPS以外ではIllustratorに配置することもできませんでした。
また、「pdf」では「eps」でも「psd」でも、「Illustrator」の透過などを使うとエラーが多いので使わないでください。
CS3からグレースケールのpsdファイルには「Illustrator」で彩色できるようにもなりました。

またAdobeもCS以降は、イラストレータへの配置画像はphotoshopネイティブ形式である「psd保存」を推奨しています。以前から「psd保存」の方が安定していましたが、出力側も最近のような高パフォーマンスの機器が少なく、ごく一部の業者しか対応できていませんでしたので「eps保存」でしたがこれからは「psd保存」で大丈夫です。

いまさらですが、基本的な注意点は
1.眼を隠したレイヤーは捨てましょう。
2.配置する画像はレイヤーを結合して別の名前で保存しましょう。
3.出力フォルダーをつくり、その中に出力するためのファイルのみを入れ、
  編集途中のファイルや後で使うかも知れないなど、
  出力と関係のないファイルは別のフォルダーに保管しましょう。

次に、「psd保存」で我々がメリットなのはバックが透明のまま保存できます。と言うことはクリッピングパスをつくらなくて良いことです。
バックを透明にするのでしたら、クリッピングパスも同じだから何がメリットだと言うかも知れませんが,大きな違いを説明します。

以前はクリッピングパスで切り抜いてパスを保存して「eps保存」をし、「Quark」や「Illustrator」に配置」していました。
この方法は一流メーカーの製品カタログでは絶対にやらない方法です。なぜなら輪郭にアンチエイルアスが適応されないでハサミで切った様に仕上がるからです。スーパーのチラシなどで制作時間を極端に急ぐ場合は使いますが、仕上がり重視の印刷物には使いません。

バックを透明のまま「psd保存」で「Illustrator」に配置できれば、アンチエイルアスが適応されたまま配置できるので自然な雰囲気に仕上がります。

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但し注意が必要です。
Photoshopで切り抜き作業をする場合、元のバックが何色で、「Illustrator」に貼り付けた場合どんなバックの色になるかを意識してください。

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貼り付け側の「Illustrator」のバックが暗い色で、「Photoshop」のバックが白など明るい場合に「自動選択ツール」で選択し、デリートやレイヤーマスクをつくるだけでは、上の様に商品の周りに白い輪郭線が出てしまいます。商品が黒っぽい場合は,特にこの白い輪郭線が出て、目立ってしまいますので、切り抜いた後、「Photoshop」のバックに「Illustrator」のバックと近い色を塗って確認しましょう。

注)選択を「自動選択ツール」でやれるのはコントラストのはっきりしている画像のみで、できれば「自動選択ツール」を使わないで、1pixe内側を丁寧にパスで囲み,選択範囲に変換し、レイヤーマスクをつくるのが最良の方法です。

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左は白い輪郭線が見えますが、右は輪郭線が消えています。

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もし、白い輪郭線が出た場合は、レイヤーマスクを選び、コマンドキーを押したままクリックし、選択範囲の縮小を選び、解像度が350でしたら「2」と入力し、選択範囲を反転し、黒を塗ります。

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これで白い輪郭線は消えます。
バック色のレイヤーを削除し、レイヤーを結合し、「psd保存」して「Illustrator」に配置」してください。
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