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なんで勉強しなきゃいけないの? -

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なんで勉強しなきゃいけないの?

ある親子の会話を聞いて考えさせられました。
お母さんが「もっと勉強しなさい」と言うと、小学生くらいのお嬢さんが「なんで勉強しなきゃいけないの?」と聞き返しました。
お母さんは一瞬言葉に詰まり「なんでって・・・子供は勉強するのが仕事なのよ」と
訳の分からない返答に、私は思わず自分の子供の頃を思い出し笑ってしまいました。

確かに理由も分からないで勉強しても意味がないですよね。でも理由は分からなくてもしないよりはした方が良いです。
私自身、子供の頃は勉強が嫌いで雨の日は絵を描いて、晴れの日は外で遊んで夕方まで家には帰りませんでした。
両親も私の出来の悪いのと勉強以外のことに熱中するので諦めたのか、あまり勉強しろとは言いませんでした。
それを良い事に好きな事をして毎日を過ごしていました。

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小学5年生の時に英文の筆記体の書体の流れる様な曲線に魅力を感じ、何度も何度も真似て描きました。
その内に日本語の明朝体にも興味を持ち、勉強よりも文字を描く事に熱中しました。

中学生になった時、どの文字も明朝体で描ける様になりたくなりましたが、見本となるものがありませんでした。
昔は明朝体の見本などの本がなかったので、自分でつくろうと思いました。

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スクラップブックを買って、15mm間隔の方眼を鉛筆で書いて辞書の順に漢字を書き、新聞のできるだけ大きい文字を見つけて切り抜いて貼って自分だけの明朝体の見本帳をつくりました。

こんなことに熱中している訳ですから時間がいくらあっても足りなかったです。
忙しくて勉強する時間はありませんでした。
でも不思議ですね、文字を切り取って貼るだけの作業でも漢字に興味を持ち、新聞から探すわけですから、なんと読むのだろうと関心も出て熟語も憶えられました。

デザイナーになりたいと思ったのはこんな子供時代の好きな事の積み重ねだったのでしょう。
しかし、デザイナーになってみると、ただ絵が上手いとか文字が上手く描けるだけではデザイナーになれないことに気づきました。
勉強をしなければデザイナーになれないと真剣に思う様になり、大好きだったバスケもやめました。

勉強は大人になって困らないためにやるのかも知れませんね。
大人になってからやっても良いのですが、大人になって頭が固くなってからやるよりは、脳みそが発育段階の子供の時に勉強した方が絶対に効率が良いです。

デザイナーは知識を増やす事も大切ですが、考えて考えて組み上げる思考能力の方がもっと大切な様にも思います。
何れにしろ、できるだけ若いうちにたくさん勉強をした方が後悔しなくてすみます。


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