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丸暗記よりも「考える力」 -

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丸暗記よりも「考える力」

人は暗記が得意な人と苦手な人がいます。
私がその代表ですが、丸暗記を苦手とする人も多いはず。

言い訳になってしまいますが
人間の脳は印象深かったり興味のあること以外は忘れる様になっているのかも知れません。
義務感で勉強したり、イヤイヤ勉強したり、興味が無かったりでは記憶には残りません。
丸暗記の場合は思考が停止するので、私には面白く感じないのかも知れません。
知識を覚える時は、なるべく理屈を納得して覚えた方が記憶に残ります。

私は丸暗記が苦手ですが、「A判」や「B判」の寸法位は全て言え,何年経っても忘れません。
でもこれは全てを丸暗記している訳ではなく、「A1」と「A4」や「B1」と「B3」など
普段よく使う寸法を覚えているだけで、
例えば「B1」の長辺を半分にすれば「B2」の寸法がわかるなどその場で計算をしているだけです。

MACデザインアカデミーで生徒に教えるときも答えを先に教えると生徒は考えなくなります。
私は「なぜ?」をよく使います。
生徒に考える力を身につけてほしいからです。
答えを教えるのではなく考え方を教える様にしています。

IllustratorもPhotoshopも覚えることは限りなくあります。
これを丸暗記するのは無理でしょう。
いえ、私には無理です。

生徒は,私にどうしてそんなに知っているのかとか、どうやって勉強するのかと聞きますが
私は生徒の質問時、その場で考えることの方が多く、他の講師よりも知識は少ないと思います。
ビジュアルデザイン生が1年間勉強して卒業する頃は、私よりも知識は多くなります。
印刷の講義でも、印刷会社に勤務していた頃のインキの臭いや製版の現像液の臭いなど
また印刷機の音や製版フィルムや活字棚に並んだ活字の多さなど
五感を含めて記憶に残っているから忘れないのでしょう。

私は、丸暗記に弱く、理解が伴った記憶ではないと頭に残りません。
「理由」とか、「流れ」を把握しなければ、情報が頭に入りません。
「マスク」や「チャンネル」は何のためにあるのか?
「マスク」や「チャンネル」で何ができて、どんな特徴があるのか?
これも印刷会社でのフィルムにマスクしていた場面や分解出力したガラス板の場面が頭に浮かびます。
何のためにあるのかを考えることでマニュアルには書いてないことを思いつくこともあります。
丸暗記が得意な人が「考える力」を身につければ「鬼に金棒」ですね。
どうぞ「考える鬼」になってください。

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