Photoshopで0.1mmの線を引くための解像度は?
Illustratorで0.1mmの細い線を1mm間隔で引いた物を、Photoshopに書き出しをすると線の太さが
不揃いになります。

Photoshopはピクセルでつくられていますので、「mm」で指定しても「mm」と「ピクセル」の距離が
一致しないため、きれいに仕上がりません。
Illustratorで線の太さや間隔を「ピクセル」で指定することもできますが、その解像度を知らなくてはつくれません。
最初から、Photoshopでつくることと解像度の求め方を説明致します。
1.Photoshopで100mm×10mm、350dpiの新規書類をつくります。
2.「イメージメニュー」の「画像解像度」を開き、ピクセル数を調べます。
ピクセル数の幅が1,378、高さが138となります。
つまり、350dpiでは10mmは138ピクセルですから、1mmは13.8ピクセルです。
Photoshopでは1ピクセル以下の線は引けませんので、四捨五入したピクセルを選ぶことになります。
1mmは13.8ピクセルですが、四捨五入して1mmは14ピクセルです。
0.1mmは正確には1.38ピクセルですが、四捨五入して0.1mmは1.4ピクセルです。
1.4ピクセルは選択できませんので四捨五入して1ピクセルとなります。
3.長方形ツールを選び、スタイルを標準から固定に変えます。
幅を200px、高さを1pxにし、任意の箇所でクリックし、
選択された箇所を黒で塗ります。
しかしこれでは0.1mmの線と言うより、0.1mmより細い線になり、
2pxだと0.1mmより太い線になってしまいますので、350dpiで 0.1mmの線を正確には描けません。
どうしても正確に0.1mmの線が必要でしたら、次の方法でやってください。
つまり0.1mmの2ピクセルの解像度を求めれば解決できます。

1.Photoshopの新規メニューで、幅:200pixel、高さ:20pixelと入力します。
解像度は何でもいいです。とりあえずデフォルトのままで良いので「OK」をクリックします。

2.イメージメニューの画像解像度を開き、一番下の「画像の再サンプル」のチェックを外して
「幅:10mm」、「高さ:1mm」と入力します。
解像度が「508pixel/inch」に変ります。
つまり、「解像度を508pixel/inch」にし、2pixelの線を20pixel置きに引く事で、
0.1mmの線が1mm間隔で引けることになります。
今度はこれをパターンでつくり、パターンで塗って不要な箇所を消せば完成です。

3.「長方形選択ツール」を選ぶと「選択範囲メニュー」の下に「スタイル」を選べますから
「固定」を選んでください。
最初に「幅:100px」、「高さ:2px」と入力し、黒で塗ります。
今度は「幅:100px」、「高さ:20px」と入力し、最初に黒で塗ったものを囲みますが線の位置は
中央でなくて構いません。

4.「編集メニュー」の「パターンの定義」を選びます。
「編集メニュー」の「塗りつぶし」を選び,「内容」の「使用」で「パターン」を選び、
「カスタムパターン」の中の一番下に先ほど登録したパターンがありますので、
「描画モード:通常」、「不透明度100%」を選び、「OK」を選びます。

5.これで正確に0.1mmの線が1mm間隔で引けました。線の周囲もボケないでカチっとしています。
5mm間隔でしたら100px、10mm間隔でしたら200pxの高さのパターンをつくってください。
※ちなみに1ピクセルの線を引きたい場合の解像度は「508pixel/inch」の半分で「254pixel/inch」です。
5mm間隔でしたら50px、10mm間隔でしたら100pxの高さのパターンをつくってください。
また、解像度をどうしても350dpiのままで正確に0.1mmの線が必要ならば、特殊な方法を紹介します。

1ピクセルの黒100%の線の下に黒40%のグレーの1ピクセルの線を引き、パターンに登録し塗りつぶします。
0.1mmは1.4ピクセルですから、黒100%の1pxの線の下に黒40%の1pxの線を引くと0.1mmに見えます。
当然、四捨五入していますので何本も多くの線を引くと総寸法に狂いがでますので総寸法の正確さを
問わなければ線の太さは正確です。
0
不揃いになります。

Photoshopはピクセルでつくられていますので、「mm」で指定しても「mm」と「ピクセル」の距離が
一致しないため、きれいに仕上がりません。
Illustratorで線の太さや間隔を「ピクセル」で指定することもできますが、その解像度を知らなくてはつくれません。
最初から、Photoshopでつくることと解像度の求め方を説明致します。
1.Photoshopで100mm×10mm、350dpiの新規書類をつくります。
2.「イメージメニュー」の「画像解像度」を開き、ピクセル数を調べます。
ピクセル数の幅が1,378、高さが138となります。
つまり、350dpiでは10mmは138ピクセルですから、1mmは13.8ピクセルです。
Photoshopでは1ピクセル以下の線は引けませんので、四捨五入したピクセルを選ぶことになります。
1mmは13.8ピクセルですが、四捨五入して1mmは14ピクセルです。
0.1mmは正確には1.38ピクセルですが、四捨五入して0.1mmは1.4ピクセルです。
1.4ピクセルは選択できませんので四捨五入して1ピクセルとなります。
3.長方形ツールを選び、スタイルを標準から固定に変えます。
幅を200px、高さを1pxにし、任意の箇所でクリックし、
選択された箇所を黒で塗ります。
しかしこれでは0.1mmの線と言うより、0.1mmより細い線になり、
2pxだと0.1mmより太い線になってしまいますので、350dpiで 0.1mmの線を正確には描けません。
どうしても正確に0.1mmの線が必要でしたら、次の方法でやってください。
つまり0.1mmの2ピクセルの解像度を求めれば解決できます。

1.Photoshopの新規メニューで、幅:200pixel、高さ:20pixelと入力します。
解像度は何でもいいです。とりあえずデフォルトのままで良いので「OK」をクリックします。

2.イメージメニューの画像解像度を開き、一番下の「画像の再サンプル」のチェックを外して
「幅:10mm」、「高さ:1mm」と入力します。
解像度が「508pixel/inch」に変ります。
つまり、「解像度を508pixel/inch」にし、2pixelの線を20pixel置きに引く事で、
0.1mmの線が1mm間隔で引けることになります。
今度はこれをパターンでつくり、パターンで塗って不要な箇所を消せば完成です。

3.「長方形選択ツール」を選ぶと「選択範囲メニュー」の下に「スタイル」を選べますから
「固定」を選んでください。
最初に「幅:100px」、「高さ:2px」と入力し、黒で塗ります。
今度は「幅:100px」、「高さ:20px」と入力し、最初に黒で塗ったものを囲みますが線の位置は
中央でなくて構いません。

4.「編集メニュー」の「パターンの定義」を選びます。
「編集メニュー」の「塗りつぶし」を選び,「内容」の「使用」で「パターン」を選び、
「カスタムパターン」の中の一番下に先ほど登録したパターンがありますので、
「描画モード:通常」、「不透明度100%」を選び、「OK」を選びます。

5.これで正確に0.1mmの線が1mm間隔で引けました。線の周囲もボケないでカチっとしています。
5mm間隔でしたら100px、10mm間隔でしたら200pxの高さのパターンをつくってください。
※ちなみに1ピクセルの線を引きたい場合の解像度は「508pixel/inch」の半分で「254pixel/inch」です。
5mm間隔でしたら50px、10mm間隔でしたら100pxの高さのパターンをつくってください。
また、解像度をどうしても350dpiのままで正確に0.1mmの線が必要ならば、特殊な方法を紹介します。

1ピクセルの黒100%の線の下に黒40%のグレーの1ピクセルの線を引き、パターンに登録し塗りつぶします。
0.1mmは1.4ピクセルですから、黒100%の1pxの線の下に黒40%の1pxの線を引くと0.1mmに見えます。
当然、四捨五入していますので何本も多くの線を引くと総寸法に狂いがでますので総寸法の正確さを
問わなければ線の太さは正確です。
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2013-06-03 │ アート・デザイン │ コメント : 0 │ トラックバック : 0 │ Edit