しっかりとした巣立ちができる様に -

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しっかりとした巣立ちができる様に

strata

23年位前でしょうか、「Illustrator」や「Studio 8」は独学で使える様になりました。
当時「Photoshop」はまだ存在しませんでした。
その頃、「STRATA 3d」と言う3dソフトが日本に上陸。
まだ英語版しか無かったのでマニュアルも読めなく仕方なく、私自身が「STRATA 3d」の講習に行きました。

後にも先にも講習を受けたのはこれが初めてでした。
あまりにも速い説明でメモを取っていたのでは操作が追いついていけず
しかしメモを取らないと会社に帰ってからは忘れてしまうので、必死で単語だけのメモを取りました。
会社に帰って直ぐに単語を元に悪い頭をフル回転し、自分専用のマニュアルをつくりました。

当時、東京芸大の学生が週に3日位アルバイトに来ていたのですが、
彼は「僕は英語が苦手なので」と言って英語版のマニュアルには目もくれずソフトを触りだしました。
私はその時点ではまだ「STRATA 3d」を使いこなせないのですが講習で習ったことを彼に教えました。
彼は1時間ほどソフトを触るとほとんどをマスターしたようです。
「英語が苦手」のみが共通ですが頭のできが大違い、さすがだなと感心ばかり。

「STRATA 3d」の講習に行って決心しました。
こんな講習では私の様な頭の回転の悪い者はついていけない。
私の様な者にでもMACが使える様になるスクールをつくろうと決心しました。

分からないことは何度でも聴ける、
またソフトを教えるだけでなく、未経験者もデザインが理解できるように
いや,趣味程度の理解ではだめだ。
未経験者もプロのデザイナーとして就職できるレベルに教えようと発足したのが
1994年10月に誕生したMACデザインアカデミーです。
この10月で創立20周年です。

水に浮くこともできない者に、どうしたら速く泳げるかを教えても意味がない。
講義ばかり先攻では飽きてしまう。
とりあえず作品を創れる様になってから専門的な知識を教えよう。
短期間でも、デッサンや文字のつくりなどデザインの基礎をしっかり教えよう。
物の考え方を教えよう。

MACデザインアカデミーの生徒作品のレベルが高いのはこの考えを基本とする授業方法です。
そして入学2ヶ月位から少しずつ専門的なことを教えます。
それも講義で教えるよりも本人の作品に対して教えた方が記憶に残ります。
1年後は、本人も驚くくらいに成長します。

MACデザインアカデミーの生徒は半年位経つと自己流でほとんどの作業はできる様になります。
でもここからがプロになるための勝負です。
目を離す時間が長ければ長いほど、生徒は好き勝手に何をしでかすか分かりません。
趣味でデザインをやるのでしたら自己流でも構いませんが
プロを育てるためには単純な作業にも目が離せません。
生徒にはうるさがられますが、「将来に向けてしっかりとした巣立ちができる様に」の心境です。

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