用紙の「縦目」「横目」 -

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用紙の「縦目」「横目」

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あるデザイン書を見ていて驚いたことに直面。
初心者にも分かりやすく内容も大変信頼できるデザイン書ですが「紙の知識」の中で「紙目」の説明が上図の様に掲載されていました。
これまでにもこの種の記事は見たことはありますが、初心者には意味が分からなく勘違いしますので補足させて頂きます。

問題はサイズが書いて無いことです。
執筆者はそんなことは常識だと思ってついうっかり抜けてしまったのかも知れません。
私もこのBlogをMACデザインアカデミーの生徒や卒業生に向けて書いていますので
時々、そこは自分で考えて欲しいと意識的に省くこともあったり、単に忘れることもあります。

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上図の様に各用紙の全紙サイズで、左図がT目(縦目)、右図がY目(横目)と表記しないと意味がありません。
B3の用紙の場合は上記と同じですが、B4の場合は逆になります。
その説明は下記の図を見れば理解できます。

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この図があればA4のカタログをつくる場合、横目の用紙でつくらなければならないことが理解できます。
上記の様にサイズが書いてなければ、何がなんだか分からなくなって勘違いをしてしまいます。

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紙は流れ目に沿って曲げる様にしなければなりません。Aはきれいに折れますが、Bの様に流れ目に逆らうと
折口に凹凸が出て汚くなります。
A4のカタログはA3の紙を真ん中で折りますので、目に沿って折るためにはY目(横目)の紙を選びます。

この様に2つ折は流れ目に沿って曲げれば良いのですが、例えば十字の様に4つ折の場合はどうでしょう。
どちらかが流れ目に逆らって折ることになりますので、この場合は「スジ押し」の加工が必要になります。
「スジ押し」とは封筒の封印して糊付をする場所に曲げ易い様にスジが入っていますが
その加工が「スジ押し」です。

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用途によって紙の流れ目を選ぶ必要がありますので、きちんとその特性を把握することが大切です。
紙は湿度によって流れ目と垂直方向に伸縮し、紙の表裏の伸縮度合の差により紙が反ってしまう現象が起こります。
上図のように流れ目と平行に反りやすくなります。
ディスプレイの天井からぶら下げるシーリングなどは、このことに注意をしなければなりません。
短冊はどちらに曲がった方がきれいかを想像してください。Cの方が良いですね。

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