錯覚による文字の構造 -

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錯覚による文字の構造

長年の間、トリコロール(フランスの国旗)は下図のように、30(青):33(白):37(赤)の比率となっていました。
しかし、資料によっては数値の順番が異なっています。ある資料によると、30:33:37は旗竿から遠い右ほど、はためきにより幅狭く見えるのを補うため、また、違う資料では、33:30:37はこれは明るく見える白が人間の目には大きく見えるのを補うためと説明されています。
私は学生の頃,美術の時間で習ったのは後の比率で、さすがアートの国だと感心して、いままでそうだとばかり信じていました。
旗の、はためきのためとはがっかりです。でも、プロダクトデザインでは重要なことですね。
現在は、海上用のみ上記の比率が利用され、陸上用では3色とも同じ幅と定められているとのことで、やはりがっかりしました。(アートの国なんだから元に戻せと言いたいくらいです)
文字の錯覚についてとは、何の関係もなくなってしまいましたが、白や赤は紺に比べて膨張色だと言うことは憶えて置きましょう。

フランス

美しい文字を作るため、フォントデザイナーは人間の目の錯覚を利用して、1ミリ以下の精密な調整をします。このことを意識すれば、ロゴを制作する時にもトレースする時にも役立ちます。
下図の単純な文字ひとつとっても、感覚的にバランスの取れた形にするために微妙な調整をしています。
見本の様な大きさでは分かりづらいのですが、200pt位の大きさの文字で試してください。
「日」と言う文字の真ん中の横線は天地が真ん中にはなく、少し上に配置されています。
普通には考えられないのですが、「田」の縦線も中央ではなく、少し左に配置されています。
「上」の字は左に空きがあるので、縦線は少し左にあり、「止」は空間に縦線のある方の左が広くつくられています。
また、中ゴシックなどに比較して、新ゴは横幅が大きくつくられています。

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下図は、交差したエレメント(部品)が多い場合、交差した箇所を細くします。
「木」のゴシックでは、斜めのラインでは「b」よりも「a」の方が細くつくられています。
「X」など極端に太い文字はよく見ると、狂っている様にも感じ、変な形にも見えますが、これが一番バランスが良いとして長く使われている、「Helvetica Black」です。

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