デザイナーになるための文字詰めの基本
デザインの勉強をしていて少しずつ分かりかけて来た時に難しく思うのは、きれいな文字詰めです。
文字詰めはプロのデザイナーでも難しく、これで良しと言う終着点がなかなか見えません。
文字詰めを勉強する場合、雑誌表紙を参考に同じ様に詰めてみる方法が良いと思います。
雑誌表紙は詰め過ぎるくらいに詰まっていますが、見本の様に詰めてからトラッキングで全体を空けるなど
方法はいろいろです。
私の個人的な好みで、文字詰め、カラー構成、レイアウトのどれも私の感性に近いので
お気に入りの「Precious」を見本に説明します。

Illustratorで文字詰めをする場合には、まず「OpenType」の「プロポーショナルメトリクス」にチェックを入れ、
文字パレットの「文字間のカーニングを設定」で「自動」を選んでください。
次に「段落設定」で「文字組み」を「なし」にします。
「文字組み」を「約物半角」でもきれいに詰まりますが「約物半角」では欧文の前後が25%~50%空く様に
設定されていますので英数字と和文の前後が空いてしまいます。
例えば「Precious4大スタイリスト」が「Precious4 大スタイリスト」になってしまいます。
本来は「書式メニュー」の「文字組みアキ量設定」の「新規」で「約物半角」をベースに自分好みの設定をし
保存した方が良いのは言うまでもありません。
私は「欧文の前後」を最適10%、最小5%、最大12.5%に設定しています。
字間を詰める場合は、隣の文字との空きのバランスを見ながらやれば、自分でも上手くできたかできなかったかの
判断はできますのでプロの作品と同じ様になるようにつくってみてください。

1.は「リューミンM-KL」40Qの文字間を空けたり詰めたり何もしない「ベタ組」です。
プロがこのまま納品はあり得ない。

2.は「リューミンM-KL」40Qの文字を「書式メニュー」→「OpenType」→「プロポーショナルメトリクス」に
チェックを入れ、「文字パレット」→「カーニング」→「自動」にしたものです。

3.は英数字が小さいので英数字のみ42Qにし「書式メニュー」→「OpenType」→
「プロポーショナルメトリクス」にチェックを入れ、「文字パレット」→「カーニング」→「自動」にし、
「段落」→「文字組み」→「なし」にしました。
「段落」→「文字組み」→「なし」にすると「(」の前のアキや「)」「、」「。」の後のアキが
自動的に詰まります。
また、和文英数字の字間も自動的に詰まります。
本来は「書式メニュー」→「文字組みアキ量設定」で詳細に設定します。

4.(3.)で設定したものを文字の横幅を90%にし、「!」を44Qにし、文字の回転を-20°にしました。

5.は、自動で詰めるには限界がありますので、よりサンプルに近づけるために、詰めたい文字間にカーソルを置き
「option」キーを押しながら「◀」キーを押します。何度も押すと更に詰まり、「▶」キーを押すと空きます。
プロの作品をしっかり見て訓練してください。
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文字詰めはプロのデザイナーでも難しく、これで良しと言う終着点がなかなか見えません。
文字詰めを勉強する場合、雑誌表紙を参考に同じ様に詰めてみる方法が良いと思います。
雑誌表紙は詰め過ぎるくらいに詰まっていますが、見本の様に詰めてからトラッキングで全体を空けるなど
方法はいろいろです。
私の個人的な好みで、文字詰め、カラー構成、レイアウトのどれも私の感性に近いので
お気に入りの「Precious」を見本に説明します。

Illustratorで文字詰めをする場合には、まず「OpenType」の「プロポーショナルメトリクス」にチェックを入れ、
文字パレットの「文字間のカーニングを設定」で「自動」を選んでください。
次に「段落設定」で「文字組み」を「なし」にします。
「文字組み」を「約物半角」でもきれいに詰まりますが「約物半角」では欧文の前後が25%~50%空く様に
設定されていますので英数字と和文の前後が空いてしまいます。
例えば「Precious4大スタイリスト」が「Precious4 大スタイリスト」になってしまいます。
本来は「書式メニュー」の「文字組みアキ量設定」の「新規」で「約物半角」をベースに自分好みの設定をし
保存した方が良いのは言うまでもありません。
私は「欧文の前後」を最適10%、最小5%、最大12.5%に設定しています。
字間を詰める場合は、隣の文字との空きのバランスを見ながらやれば、自分でも上手くできたかできなかったかの
判断はできますのでプロの作品と同じ様になるようにつくってみてください。

1.は「リューミンM-KL」40Qの文字間を空けたり詰めたり何もしない「ベタ組」です。
プロがこのまま納品はあり得ない。

2.は「リューミンM-KL」40Qの文字を「書式メニュー」→「OpenType」→「プロポーショナルメトリクス」に
チェックを入れ、「文字パレット」→「カーニング」→「自動」にしたものです。

3.は英数字が小さいので英数字のみ42Qにし「書式メニュー」→「OpenType」→
「プロポーショナルメトリクス」にチェックを入れ、「文字パレット」→「カーニング」→「自動」にし、
「段落」→「文字組み」→「なし」にしました。
「段落」→「文字組み」→「なし」にすると「(」の前のアキや「)」「、」「。」の後のアキが
自動的に詰まります。
また、和文英数字の字間も自動的に詰まります。
本来は「書式メニュー」→「文字組みアキ量設定」で詳細に設定します。

4.(3.)で設定したものを文字の横幅を90%にし、「!」を44Qにし、文字の回転を-20°にしました。

5.は、自動で詰めるには限界がありますので、よりサンプルに近づけるために、詰めたい文字間にカーソルを置き
「option」キーを押しながら「◀」キーを押します。何度も押すと更に詰まり、「▶」キーを押すと空きます。
プロの作品をしっかり見て訓練してください。
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2013-09-25 │ アート・デザイン │ コメント : 1 │ トラックバック : 0 │ Edit