「通常」と「乗算」と「オーバープリント」
IllustratorやPhotoshopのウインドウメニューの「透明」に「通常」と「乗算」がありますが、
同じ様な感じだがどう違うのかとの質問がありました。
全く違うので下記を参考にみてください。
%の数字が小さいと同じ様に見えますので勘違いされるのかも知れませんがもっと注意深く見てください。
透明度が全く違います。
「通常」は不透明な絵の具を薄く塗った感じですが「乗算」は透明インクを重ねた感じです。
つまり「通常」の場合100%では下の色は見えませんが、「乗算」は元の色より随分濃くなります。
また、よく言われる「乗算」と「オーバープリント」は同じだと言う人もいますが、
これも色によっては同じ様に見えますが全く違う結果になる組み合わせもあります。
例えばK=30%など同色の組み合わせでは「乗算」は透明感は出ますが、「オーバープリント」では重なった色が変わりません。


「オーバープリント」とは異なる版を重ねて印刷することです。
「オーバープリント」は別名「ノセ」とも言い、透明インキの重ね刷りのことですが、同じ色の%を変えて乗せても色は変わりません。

例として上部の色が、K=30%で下部のバックが、K=60%の場合は 上部もバックもK版なので、一つの版で構成されます。 同じ版同士の場合、「オーバープリント」がONでもOFFでも、重なった部分が濃くなったりはしません。
右の図の上部がC=30%でバックが、K=60%のノセの場合、重なった部分は、K=60%+C=30%になります。
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同じ様な感じだがどう違うのかとの質問がありました。
全く違うので下記を参考にみてください。
%の数字が小さいと同じ様に見えますので勘違いされるのかも知れませんがもっと注意深く見てください。
透明度が全く違います。
「通常」は不透明な絵の具を薄く塗った感じですが「乗算」は透明インクを重ねた感じです。
つまり「通常」の場合100%では下の色は見えませんが、「乗算」は元の色より随分濃くなります。
また、よく言われる「乗算」と「オーバープリント」は同じだと言う人もいますが、
これも色によっては同じ様に見えますが全く違う結果になる組み合わせもあります。
例えばK=30%など同色の組み合わせでは「乗算」は透明感は出ますが、「オーバープリント」では重なった色が変わりません。


「オーバープリント」とは異なる版を重ねて印刷することです。
「オーバープリント」は別名「ノセ」とも言い、透明インキの重ね刷りのことですが、同じ色の%を変えて乗せても色は変わりません。

例として上部の色が、K=30%で下部のバックが、K=60%の場合は 上部もバックもK版なので、一つの版で構成されます。 同じ版同士の場合、「オーバープリント」がONでもOFFでも、重なった部分が濃くなったりはしません。
右の図の上部がC=30%でバックが、K=60%のノセの場合、重なった部分は、K=60%+C=30%になります。
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2013-12-15 │ Illustrator │ コメント : 0 │ トラックバック : 0 │ Edit