まずサムネールを描きましょう。 -

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まずサムネールを描きましょう。

サムネール
サムネイルは、パソコンが普及してからは、「多数の画像を一覧表示するために縮小された画像。」本来は「親指(thumb)の爪(nail)」という意味。と解説されていますが、グラフィックデザインの業界ではアイデア展開の段階のもので、誰かに見せるわけでもなく、デザイナーが手描きでいろいろ描きなぐるスケッチのことを総称して、サムネイルと言います。ラフスケッチの前段階で、大きさにはあまり関係は無いのですが、親指の爪(の大きさでは少し小さいと思います。
コンピュータを立ち上げる前に、まずサムネールを描きましょう。
サムネールは、描いているうちにアイデアがどんどん膨らんできたり、違うアイデアがひらめいたりします。
サムネールは上手に描こうと考えないでください。消しゴムは使わないでください。
例えば、丸い円を描こうとして歪んだ時、消しゴムで消して、もう少し丸く描こうと努力したりすると思考を途中で中断します。
サムネールは、どんどんアイデアを膨らませることが目的です。ひとつひとつのスケッチを上手く描く必要ありません。消しゴムを使わないで、頭にひらめいた事は、例えその時につまらないと思っても、どんどん描きましょう。
つまらないと思ったアイデアでも、どんどんアイデアを膨らませることで、後で違う発想と上手く重なることもあります。
中川

ラフスケッチ
サムネールがある程度でき上がったら、いろいろな角度から検討し、デザインや考え方の方向が決まり、次はその中から何点か、面白いものを「ラフスケッチ」と言う形にします。
この段階から第三者に見せたり、打ち合わせの素材として使用するため、ある程度分かりやすく精度を上げて描く必要があります。
下手より上手が良いに決まっていますが、もし絵に自信が無ければ、個性的に表現しても良いです。
有名な小説家でも文字が、お世辞にもきれいとは言えない人もいます。
デザインもいくら上手に描いても、アイデアが良く無ければだめです。アイデアが良ければ多少、絵が上手く無くても、自信を持って力強く描けば、説得力が出ます。

ラフスケッチは何点位描けば良いのかと言う質問もありますが、ラフスケッチの役割としては制作内容にもよりますが、スタッフ同士の打ち合わせの時に使うものであれば、5~10枚ぐらいは必要です。
クライアントに最低でも、3案のアイデアを持っていきたいならば、検討段階のラフスケッチは、少なくともその2~3倍の方向性が欲しいものです。
最高のアイデアが浮かんだからと言って1枚だけ持って行くと、コイツはアイデアが乏しいヤツと言われることはあっても、決して褒められることはありません。
もちろん、数だけ揃えば良い訳では無いのですが、スタッフ会議が盛り上がるかどうかは、ラフスケッチの内容にかかっていることだけは確かです。あなたのデザイナーとして、その後の評価に影響してくることは確実です。

naka
この画像は、MACデザインアカデミー在学中の中川絵美子さんからお借りしました。

サムネールでのアイデアをより実際の条件に近づけながら、コピーや、ロゴタイプの位置や、レイアウトも考えながらより精度を上げて描いてください。
あなたの考えを理解してもらうためにも、雑誌など印刷物の切り抜き、イラストレーションなど参考資料を添付することも効果的です。
パソコンに向かう前に、できるだけラフの段階は、手描きで自由なアイデアを提案することが大切です。
ラフの段階からパソコン出力で持って行くとイメージする素材が乏しく、あるものしかラフにできない場合、限界があります。
Macの表現でやり易いアイデアだけを考えていては、マンネリになってしまいます。
10~15年くらい前のパソコンが珍しい時代ならともかく、クライアントの方もパソコンで作られたきれいなだけのものに、いつまでも騙されません。クライアントも、手描きだからと言って手を抜いているとは考えません。

絵が上手に描けなくても、ラフスケッチを何枚も描く事によって、味のある表現も身に付いて来ます。


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