CMYKの「K」はKey Plateの「K」 -

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CMYKの「K」はKey Plateの「K」

このBlogの記事に、
CMYKのKはKey plateのKでそもそもblackとは関係ないんだよ。
適当な事言ってんじゃねぇ。

とのお叱りのコメントを頂きました。
http://gg.design-gaku.jp/blog-entry-70.html

rgbcmyk2

確かにその方のおっしゃる様に、「CMYK」の「K」は「Key Plate」の「K」が正しいです。
理論的にはシアン、マゼンタ、イエローの3色を掛け合わせると黒になりますが、インクや紙の特性上、CMYのインクを混ぜても綺麗な黒色にはならず濁った濃茶色にしかなりません。

そこで、黒(Key Plate)の発色をよくするために別途黒インクを用いるようになり
「CMY」と「Key Plate」の頭文字の「K」を加えたのがCMYKです。
Key Plate(キー・プレート)とは画像の輪郭など細部を表現するために用いられた印刷板のことです。

私は昔から、CMYKのことを先輩から教えて頂いたり本でも読んだこともありますので
「Black」末尾の「K」と解釈していました。
「Black」の頭文字の「B」にすると英語の「Blue」や「Brown」と紛らわしいから末尾の「K」にしたと教えられましたがこの解釈は俗説であり誤りです。

ちなみにMACデザインアカデミーの印刷の教科書にもCMYKの「K」は黒と書いてあります。

そこで、またお叱りを受けそうですが、以下は私の解釈ですので聞き流してください。
プロセスカラー印刷で使われる刷版の「CMYK」の「K」は「Key Plate」で
プロセスカラー印刷で使われるインキの「CMYK」の「K」は「Black」です。
プロセスカラー印刷で使われるプロセスカラーと呼ばれる印刷インキの「CMYK」とは、
Cyan(シアン)
Magenta(マゼンタ)
Yellow(イエロー)
Black(ブラック)の4色のことだと私は解釈しています。


ちなみに「インキ」は業界用語で「インク」と同じです。
有名な印刷インキ会社の名前は大日本インキや東洋インキと言います。

余談:
私が印刷会社に就職した大昔(昭和37年)、
アナログ製版をガラス板に焼き付けて「CMYK」の各版を作っていました。
当然、製版したものですから全てモノトーンです。
それをレタッチ名人が軟らかい鉛筆を使って自分の感覚のみで消したり描き加えたり
肌色などの要の部分の微調整や輪郭や細部のディティールを調整していました。

ベテランのレタッチ名人は定年退職を超えた年齢の方でしたが
社長よりも給与が高いとウワサで聞いたことがあります。
名人ですから当然ですよね。
そう言えば当時、1枚のモノクロ写真からC、M、Y、Kの湿板をつくった
人着(人工着色)もありましたね。
昔は信じられないレタッチ名人がいらっしゃいました。
その頃、レタッチ名人からスミ版が一番の要だともお聞きしましたが、どうもそれが「Key Plate」の様ですね。

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