ロゴマーク制作初心者のために
毎回同じ様なことばかり書いて申し訳ありませんが、最近ある有名なロゴマークを見て気になるので
前回と同じ様な内容ですがデザイナー初心者のためになればと思います。
ロゴやマークを制作する場合、中心に揃えるとか左右や天地のアキを同じに揃えることは当然ですが
デザイナーの仕事は寸法を正確に揃えるのではなく、揃って見える様にすることが大切です。
前回も書いた様に、欧文のサンセリフ書体の「S」や「O」「G」など丸い部分が
「E」や「F」「H」などの直線部分より少しはみ出しているのも同じ高さに見える様にするためです。
分かりやすい例として正方形の真ん中に丸い形と四角い形を配置する場合の考え方を書きます。
丸い形は「G」や「O」「S」など、四角い形は「H」や「N」「U」などをイメージしてください。
当然、丸い形の高さは四角い形の高さより大きいです。

図-1の「a」、「b」、「c」のアキは全て同寸法ですが「c」が一番狭く見えてしまいます。

通常ロゴマークなどは丸い形と四角い形がブロックでそれを正方形のベース上に配置する訳ですから
図-2の様に「e」を一番狭くしなければなりません。
また左右のアキですが「d」と「f」の最短距離を同寸法にすると左の丸い方の上下のアキがあるため右の方が狭く見えてしまいます。

図-3の「h」は図-2の「e」と同じですが丸い形の左側が
四角い形の右側と同じアキに見える様にするため「g」よりも「i」を少し広くしました。
「i」>「g」>「h」のアキになるのが理想です。
また前回書いた様に漢字の「日」の文字の横棒は中心より少し上に置いた方が真ん中に見え
バランスが良いです。
図-1も図-2も丸い形と四角い形のブロックは上下のアキの寸法が同じなので下がって見えます。
図-3は「k」よりも「j」を少し広くしました。
どれくらい広くするかはその人のセンスですが、同じ寸法にするのではなく同じに見える様に
仕上げるのがデザイナーの仕事です。
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前回と同じ様な内容ですがデザイナー初心者のためになればと思います。
ロゴやマークを制作する場合、中心に揃えるとか左右や天地のアキを同じに揃えることは当然ですが
デザイナーの仕事は寸法を正確に揃えるのではなく、揃って見える様にすることが大切です。
前回も書いた様に、欧文のサンセリフ書体の「S」や「O」「G」など丸い部分が
「E」や「F」「H」などの直線部分より少しはみ出しているのも同じ高さに見える様にするためです。
分かりやすい例として正方形の真ん中に丸い形と四角い形を配置する場合の考え方を書きます。
丸い形は「G」や「O」「S」など、四角い形は「H」や「N」「U」などをイメージしてください。
当然、丸い形の高さは四角い形の高さより大きいです。

図-1の「a」、「b」、「c」のアキは全て同寸法ですが「c」が一番狭く見えてしまいます。

通常ロゴマークなどは丸い形と四角い形がブロックでそれを正方形のベース上に配置する訳ですから
図-2の様に「e」を一番狭くしなければなりません。
また左右のアキですが「d」と「f」の最短距離を同寸法にすると左の丸い方の上下のアキがあるため右の方が狭く見えてしまいます。

図-3の「h」は図-2の「e」と同じですが丸い形の左側が
四角い形の右側と同じアキに見える様にするため「g」よりも「i」を少し広くしました。
「i」>「g」>「h」のアキになるのが理想です。
また前回書いた様に漢字の「日」の文字の横棒は中心より少し上に置いた方が真ん中に見え
バランスが良いです。
図-1も図-2も丸い形と四角い形のブロックは上下のアキの寸法が同じなので下がって見えます。
図-3は「k」よりも「j」を少し広くしました。
どれくらい広くするかはその人のセンスですが、同じ寸法にするのではなく同じに見える様に
仕上げるのがデザイナーの仕事です。
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2014-12-06 │ アート・デザイン │ コメント : 0 │ トラックバック : 0 │ Edit