カラー写真をモノクロ画像に変換

RGB画像をモノクロ画像に変換する方法として、
①「イメージ」メニュー→「モード」→「グレースケール」でカラー情報を破棄する方法。
②「イメージ」メニュー→「色調補正」→「「色相・彩度」で彩度を「-100」にする方法。
③「イメージ」メニュー→「色調補正」→「白黒」(バージョンCS3以降)にするなどがあります。
画像の色調によっても微妙に変わりますのでどれが良いかはいろいろな意見がありますが、
私が昔からやっている④の方法をここでご紹介し比較します。
④全てを選択し、コピー後、「チャンネル」に移動し、「新規チャンネル」を作りペーストします。
「コマンド」キーを押しながらその「チャンネル」をクリックし、選択範囲を反転し「RGB」チャンネルを
クリックしてからレイヤーに戻り、新規レイヤーをつくり黒100%を塗ります。
選択範囲を解除し、その下に新規レイヤーをつくり、白100%を塗ればで完成です。
画像によっては暗くなりすぎる場合もありますがトーンカーブで調整してください。

4点を比較してみてください。微妙に濃淡が違います。
④が一番微妙な調子がでています。
③の「白黒」はバージョンCS3以降にしかありませんが、「プリセット」で「明るく」を選んだり
レッド系やイエロー系などのバーをスライドさせることでそれぞれを微調整もできます。
上記サンプルは何もしないデフォルトのままです。
注意:
印刷データでしたらこれを「イメージ」メニュー→「モード」→「グレースケール」にすることを忘れないでください。「グレースケール」にすることで正確に「モノクロ画像」に変換されます。
よくあるのはもし、②も③も④も上記の操作をしたあと、印刷データだからと言って
そのまま「CMYKモード」にして入稿すると大変なことになります。
チャンネルのC、M、Yにも情報があるので一見モノクロに見えますが正確な「モノクロ画像」ではありません。
正確にはC、M、Yのチャンネルが真っ白でKのチャンネルのみ画像があれば正確な「モノクロ画像」です。
モニタ画面では同じ様に見えますが、プリントアウトして比較すればその違いは明確です。

今度は、皆さんがよく見るRGB3原色のデータで上記の操作をしたあと比較して見ましょう。

①「イメージ」メニュー→「モード」→「グレースケール」を選びます。
②「イメージ」メニュー→「色調補正」→「「色相・彩度」で彩度を「-100」にします。
③「イメージ」メニュー→「色調補正」→「白黒」を選びます。
④全てを選択し、コピー後、「チャンネル」に移動し、「新規チャンネル」を作りペーストし,
「コマンド」キーを押しながらその「チャンネル」をクリックし、選択範囲を反転し「RGB」チャンネルを
クリックしてからレイヤーに戻り、新規レイヤーをつくり黒100%を塗ります。
選択範囲を解除し、その下に新規レイヤーをつくり、白100%を塗ります。
②は使えないです。色が正確かどうかはともかく③の「白黒」がコントラストが強く一番印象が良い様にも見えます。
画像の印象を良くするためには③の「白黒」で微調整をしても良いと思います。
私は色の正確さを重視して④の方法でやった後、画像によってはトーンカーブで少しだけコントラストを強くします。
この様に画像の色調によっては結果が極端に違う場合もあります。
今回は「RGB」モードでつくりましたが「CMYK」モードでつくるとまた結果は違います。
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2015-04-03 │ Photoshop │ コメント : 0 │ トラックバック : 0 │ Edit