人に教えることは、その人から学ぶこともある。 -

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人に教えることは、その人から学ぶこともある。

今日は卒業生から、うれしいメールを頂きました。
企業秘密ですから細かな内容は差し控えますが、半年前に、ビジュアルデザイン科を卒業した彼女はアジアのある国で現地の人に、ソフトの使い方を教えながらデータをつくって日本へ送っているそうです。

彼女は、入学当初から絵は私より上手で、芸術家タイプの良い意味で自己主張の強い性格でした。
MDAには東京芸大卒の先生もいるので、絵の方はその先生にお任せでした。
絵の上手な方はパソコンが苦手な方が多いのですが、彼女もそれを克服したいとMDAに入学して来ました。
絵の才能と同じく、分からないことは分かるまで追求し、憶えたことは忘れない貪欲さもあり、私にとっては教えていても成長が楽しみな生徒でした。
いま彼女がやっている仕事は、絵の上手な彼女にとっては、あまりやりたい仕事では無いはずです。
でも、必ず彼女の今後の制作物に、良い影響を与えるはずです。

私は東京に出て来て直ぐにディスプレイ製作会社に就職しました。
そこでは、4時半頃になるとデザイナーも営業も社員全員が倉庫に集合して梱包の手伝いをやりました。
私は何でもプラス思考なので、雑用でも気晴らしになるから良いだろうと考えていましたが、決して雑用ではありませんでした。
やってみるといろいろな発見がありました。
同梱する内容物のモレが無い様にするにはどうするか、
狭いスペースでの作業の流れを効率良くするにはどうするか、
梱包のパッキンの仕方などは、後にパッケージデザインにも大いに参考となりました。
デザイナーは仕事以外を雑用と決めつけず、どんな仕事もいかに効率良く最良の方法でやるかを常に考える様にすれば、何かに役立つヒントは必ずあります。

デザイナーの新人に、スタッフやお客さんに、お茶を入れる様に頼むと、自分はデザイナーだからと嫌そうな顔をしますが、先輩からいろいろな事を教えて頂くのだから、このお茶おいしいねと言わせるにはどうすれば良いか・・・
また、大切なお客さんに会社の代表としてお茶を差し上げ、顔を覚えて頂くチャンスだとか全てを前向きに考えると、お茶汲みは雑用ではなく、重要なな仕事だと考えられる様になります。

彼女もいろいろ仕事で悩みもあったみたいですが、
「いまの仕事を与えられてからは、それを帳消しにするようなやりがいを見つけられて、
心が随分鍛えられました。
レクチャー、仕事の締切、PCの修理、経理、事務所の管理、外国の一人暮らし、、、
半年前だったら泣いて家に帰っていたかもしれません。
今なら、まだまだやれそうです。」

と書いてありました。

まだ若いのに良くそこまで悟れる様になったと凄くうれしいく思いました。
人に教えると言うことは、その人から学ぶこともたくさんあります。
仕事を任され、教えることで彼女もいろいろ考えることもあったのでしょう。

毎年、優秀な卒業生を送り出しますが、全くの未経験者で入学してきても、ビジュアルデザイン生では、私を超えるレベルの者は年に4~5名は出ます。
卒業生から、生徒の時より更に成長して活躍している知らせを頂くと、本当にこの仕事をやっていて良かったと思います。


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