毛筆カリグラフィで筆順が分からなかったら

先日、東京メトロ千代田線・北千住駅で、駅名のパネルの「北千住」文字が「北干住」と誤って表示されていたとの記事を見ました。
応急措置として「干」の文字の上に「千」の文字を貼って、新しいパネルの再発注となりましたが費用のこともあり制作側としては気をつけなければなりません。
最近この様なパネルもパソコンでつくりますがなぜオペレータが「きたせんじゅ」を「きたかんじゅ」と入力したのでしょう?
「きたかんじゅ」と入力し変換してもなかなか出て来ないのでそこで気づきそうなものだが?「北千住」を知らない海外で制作したのでしょうか?
確かにゴシック系も太くなると似ていますが、明朝だと明らかに違います。
いま私は毛筆の勉強をしていますが、皆さんの中でも毛筆カリグラフィの勉強をされていて筆を左から書くのか右から書くのかを迷いましたら明朝で文字を打ってみて確認することもできます。
「千」の上の棒は右から左に流れますが、「干」は左から右に書きます。
筆順に関してはいわゆる「正しい筆順」というものがありますが、草書体では「正しい筆順」では無いものが多いので目指す文字のカタチによって使い分けて良いと思います。
「正しい筆順」という言葉は教育現場ではよく聞く言葉ですがあくまで指導上の配慮から基準としているに過ぎないという説もあります。

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2015-07-30 │ その他 │ コメント : 0 │ トラックバック : 0 │ Edit