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ロゴマーク制作初心者のために

デザイナーの仕事は寸法を正確に揃えるのではなく、揃って見える様にすることです。
前回と同じ様な内容ですがデザイナー初心者のためになればと思います。

前回も書いた様に、欧文のサンセリフ書体の「S」や「O」「G」など丸い部分が
「E」や「F」「H」などの直線部分より少しはみ出しているのも
同じ高さに見える様にするためです。

分かりやすい例として正方形の真ん中に丸い形と四角い形を配置する場合の考え方です。
丸い形は「G」や「O」「S」など、四角い形は「E」や「H」「N」などを
イメージしてください。
当然、丸い形の「O」の高さは四角い形の「E」の高さより大きく作ります。

marushikaku-03

図-1の「a」、「b」、「c」のアキは全て同寸法で作ってみました。
目の錯覚で「a」、「b」が広く、「c」が狭く見えませんか?
理由は丸い形の上下の空間があるからです。

marushikaku-03

丸い形と四角い形をブロックとし、それを正方形のベース上に配置する場合
図-2の様に「e」を一番狭くしなければなりません。
また左右のアキですが「d」と「f」の最短距離を同寸法にすると
左の丸い方の上下に空間があるため右の方が狭く見えてしまいます。

marushikaku-03

図-3の「h」は図-2の「e」と同じですが丸い形の左側が
四角い形の右側と同じアキに見える様にするため「g」よりも「i」を少し広くしました。
「i」>「g」>「h」のアキになるのが理想です。

また前回書いた様に漢字の「日」の文字の横棒は中心より少し上に置いた方が真ん中に見え
バランスが良いです。

図-1も図-2も丸い形と四角い形のブロックは上下のアキの寸法が同じなので
下がって見えます。
図-3は「k」よりも「j」を少し広くしました。

どれくらい広くするかはその人のセンスですが、
同じ寸法にするのではなく同じに見える様に仕上げるのがデザイナーの仕事です。
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