「目分量」の精度
いまの若いデザイナーは最初からデジタルで制作ですが
グラフィックデザインがデジタルで制作する様になって30年位かな?
33年前、私が初めてMACを購入したのは「IIcx」、それから2年ほど経った頃、少しずつDTP環境も整い始めました。
最初はフォントも少なく、今の様にデーターをそのまま印刷会社に入稿するスタイルではなく、イメージセッターで印画紙出力したものに写植を貼って、色指定をして入稿していました。

その頃、例えば表組の高さ5mmの罫線の真ん中に写植の文字を貼付ける場合、新人は定規で測ろうとしました。
また左右の傾きも三角定規で切り口を水平に合わせようとしました。
ベテランはこの作業を定規を使わずに「目分量」や「目感」でやります。
例えば文字と罫線の間を0.8mmアキにするなど、1mm単位の定規では測れないので「目分量」や「目感」に頼るしかありません。
写植の文字を正確に水平にカットしていなければ三角定規でカット面を合わせても水平にはできません。
「目分量」や「目感」に頼るしかありませんが、問題なのは「目分量」の精度です。
言い換えれば、デザインの仕事は中央に揃えるとか、左に揃えるとかではなく、揃って見える様にするのが仕事です。
上の「DESIGN」の文字も若干少し上に配置することで真ん中に見えます。
「目分量」を辞書で調べると
「目で見て、大体の分量をはかること。また、その分量。」などと書いてあります。
「大雑把」とは違います。
「大雑把」を辞書で調べると
「細部にまで注意が届かず、雑であるさま。」などと書いてあります。
グラフィックデザインの世界で「大雑把」はいけませんが「目分量」や「目感」の精度は大切です。
料理にも「目感」とか「さじ加減」などと言いますが真ん中に見える様にするための「さじ加減」が必要です。
グラフィックデザインがデジタルで制作する様になって30年位かな?
33年前、私が初めてMACを購入したのは「IIcx」、それから2年ほど経った頃、少しずつDTP環境も整い始めました。
最初はフォントも少なく、今の様にデーターをそのまま印刷会社に入稿するスタイルではなく、イメージセッターで印画紙出力したものに写植を貼って、色指定をして入稿していました。

その頃、例えば表組の高さ5mmの罫線の真ん中に写植の文字を貼付ける場合、新人は定規で測ろうとしました。
また左右の傾きも三角定規で切り口を水平に合わせようとしました。
ベテランはこの作業を定規を使わずに「目分量」や「目感」でやります。
例えば文字と罫線の間を0.8mmアキにするなど、1mm単位の定規では測れないので「目分量」や「目感」に頼るしかありません。
写植の文字を正確に水平にカットしていなければ三角定規でカット面を合わせても水平にはできません。
「目分量」や「目感」に頼るしかありませんが、問題なのは「目分量」の精度です。
言い換えれば、デザインの仕事は中央に揃えるとか、左に揃えるとかではなく、揃って見える様にするのが仕事です。
上の「DESIGN」の文字も若干少し上に配置することで真ん中に見えます。
「目分量」を辞書で調べると
「目で見て、大体の分量をはかること。また、その分量。」などと書いてあります。
「大雑把」とは違います。
「大雑把」を辞書で調べると
「細部にまで注意が届かず、雑であるさま。」などと書いてあります。
グラフィックデザインの世界で「大雑把」はいけませんが「目分量」や「目感」の精度は大切です。
料理にも「目感」とか「さじ加減」などと言いますが真ん中に見える様にするための「さじ加減」が必要です。
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2023-04-26 │ アート・デザイン │ コメント : 0 │ トラックバック : 0 │ Edit