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配色の勉強 Part-2(隣接色相配色と類似色相配色) -

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配色の勉強 Part-2(隣接色相配色と類似色相配色)

「隣接色相配色」や「類似色相配色」などと、あまり硬い言葉にとらわれずにとにかくブロック分けができる様にやって見ましょう。
DTP以前の昔のデザイナーは、デザインカンプを描く時にポスターカラーで混色をし、様々な色をつくっていました。
これが大変配色の勉強になります。色見本の色をそのまま正確につくることは難しいです。
デザイナー見習いの新人に、この色をつくる様にと言うと、慣れない新人はなかなか見本通りにはつくれないので、どんどん量が増えてしまったり、またたくさんの色を混ぜ過ぎると濁ってしまいます。
短時間に正確につくれる人は配色の才能があります。なかなかつくれない人は最初のどの色とどの色を混ぜるかの分析が狂っているのです。

ある著名なデザイナーは、自分の作品で使用した色を、ケント紙にポスターカラーで塗ったものを同じサイズに切って保管していたそうです。
次の作品で配色を考える時にそれを新しい色と組み合わせたりして配色を考えたそうです。
色見本にはない、その方独自の配色の裏にはその様な努力があったのですね。

aka

ki

g

b

gl

ここに上げる「赤系統」「黄系統」「緑系統」「青系統」「灰系統」は、「隣接色相配色」や「類似色相配色」より少し範囲を広くして、思いつくままランダムに配置してあります。
皆さんも自分でつくった色をおおまかに5種類の系統に分けてみてください。
それがスムーズにできれば配色の考え方も分かる様になります。
どのブロックに持っていけば良いか迷う中間の色も存在しますが、それを分析することも大切です。
本当はポスターカラーで混色し、何と何を混ぜるとこの色がつくられるかを知ることが一番大切ですが、単にブロックに分けるだけでも勉強になります。
また、それをC,M,Y,Kの混色でつくってみるのも良いでしょう。

自分専用のカラーのブロックをつくり、そのブロックの中から配色を考えてみてください。
下は「隣接色相配色」や「類似色相配色」でレイアウトしたサンプルです。

iro

参考:Color Scheme Designer
これは便利、かなり使えます。
好きな色を一色指定して、それに対する対照色を自動的に組み合わせて、まとまった配色を教えてくれます。
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コメント
非公開コメント

No title

先生、お久しぶりです。大森です
色を決める時に、少し冷静になれればいいのですが…
迷ったり、相手の希望を聞いているうちに混沌としてきます。
カラーチップをみながら、
ポスターカラーで混色をもう一度習い直したいです。
自分でやってみるのがいいのかもですね。。

2011-07-06 08:23 │ from toko.ohURL

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