InDesign CS5での「斜体」文字 -

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InDesign CS5での「斜体」文字

以前にInDesign CS5での「斜体」文字について書きましたが、「なんでやねんDTP」様から間違いを指摘され、細部に渡ってご教示頂き、下記を訂正致しました。
「なんでやねんDTP」様は組版のプロです。InDesignや組版について検索すると必ず辿り着きます。見識の深さはプロ中のプロです。大変尊敬致しております。
以下に掲載する「斜体」に関しても、詳しく書いてあります。専門的で詳しい説明をお知りになりたい方は、ぜひご覧ください。→「なんでやねんDTP」


MAC以前のグラフィックデザイン制作での文字組みは写真植字を主に使っていました。その前は活字で組版が行われていたことは言うまでもありません。
活字での文字の変形は不可能でしたが、写植では「かまぼこ型レンズ」で角度を変えることによって、「長体」や「平体」、「斜体」といった下図の様な変形文字をつくることができます。

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「長体」及び「平体」は1、2、3、4番(変形率10、20、30、40%)の4段階が可能です。斜体も同様です。
正斜体の他に、斜体に長体・平体を組み合わせた「長斜体」「平斜体」も可能です。
最終的には5番、6番(変形率50、60%)の超変形レンズも開発されました。

InDesignやIllustratorでの「長体」及び「平体」は簡単です。
文字パレットの「垂直比率」で90%は平1、80%は平2、70%は平3となり、「水平比率」で90%は長1、80%は長2、70%は長3となります。
この際、重要なことは、100%以上の数字を入れないでください。「垂直比率」で「平体」ををつくり、「水平比率」で「長体」をつくります。デザインや印刷業界では常識的な決まり事です。

それでは、InDesign CS5での「斜体」のついて触れてみます。
文字を斜めに傾ける場合、従来の写植技術では、レンズを使用して歪めていました。このスタイルを斜体と言いますが、斜体では単純に文字を傾けたものとは異なり、字形(文字)は縮小されます。
InDesignの斜体機能も手動写植機の斜体をシミュレートしたものであるため、同様に縮小されます。

文字パレットの右肩矢印のオプションパレットの「斜体」を選びます。

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「縮小率」で、字形の歪みの割合を指定します。10%は写植の1番レンズ、20%は2番レンズ、30%は3番レンズ、40%は4番レンズですが、斜体の1番、2番、3番、4番と考えてください。

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「角度」で、30°、45°、60°を指定して傾斜の角度を設定します。解釈は難しいので省略しますが、30°が平体、45°が正体、60°が長体と考えてください。

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「ライン揃え」は、横組みテキストで横組みの行が水平に表示され、縦組みテキストで縦組みの行が垂直に表示されます。
字送りを詰めるには「ツメの調整」を選択します。


横組、右正斜体のサンプル
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横組、右長斜体のサンプル
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横組、右平斜体のサンプル
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縦組、右正斜体のサンプル
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縦組、右長斜体のサンプル
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縦組、右平斜体のサンプル
tate3

斜体をテキストに適用した後、文字を回転させて傾斜効果を微調整したり、文字の変形で文字の高さや幅を微調整することもできます。

[ツメの調整]に関しても、もしツメが足りなければ、「斜体」設定が終わってから「カーニング」で「オプティカル」や「メトリクス」を好みで選んでください。
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